国道360号(旧道)
国道360号、富山と岐阜の県境部分「蟹寺〜宮川小豆沢」の旧道のレポートです。
現在は越路トンネル、加賀沢トンネル、唐堀トンネル(三つ合わせて飛越トンネル)の完成により、
冬季でも宮川と富山を最短距離にて行き来出来るようになりましたが
ほんの十年前は冬季通行止め、冬季以外でも極狭&崖っぷちに加え交通量多数な酷道でした。
おばちゃんは地元に近い事もあり、利用多数の大好物な酷道だったわけです。
ヘタレなので利用するのは対向車が多分来ない早朝3時ぐらいとか限定でしたけど〜〜(´∀`)ゞ
使用車種 DJEBEL250XC 2008.10.4探索
R41よりR360へ入り、
蟹寺の集落を抜ける直前にある脇道へ左折するのが旧R360
直進は越路トンネルへ向かう現R360
快適な二車線道路が続いています。
最近ではR360の改良快適化にR41で高山方面へ行くよりも
峠の無いこちらのR360で高山へ向かう車両が多くなりました。
以前は交通量の多いR41を避けてたけど…(´・ω・`)
旧道に入って1.5車線な
所々貧弱舗装路がクネクネしながら
宮川沿いに続いています。
旧道になってから幾久しく
路上には泥流れ跡が残っております。
現役だった頃なら、この泥汚れはたちまちの内に
処理された事でしょう。
落石も小さなものなら放置です。
ポールが新しくなっています。
(´゚Д゚)エ?
って思ったら、「富山市」になってます。
市道に降格らしいですねぃ。
1車線幅の頼りない舗装路が続いています。
ここいら辺りは過去に対向車にびびりながら
四輪で走っていました。
おばちゃんが走っていたのは早朝限定だったけど
来ちゃうのよ。対向車が。
うん。新聞配達の車。w
旧R360に沿って高山線が走っています。
右画像
旧R360が冬季閉鎖だった名残りがコレです。
崖側に斜めのコンクリートが道路と同化したカンジで続いていますが、
高山線のスノーシェッドの上部です。
R360よりも高山線の重要性が伺われますねぃ。
砂蔵トンネルの手前は快適2車線。
が、トンネルを抜けると直ぐに1車線になります。
左画像
謎の標識。見る限り直線ですが…
(;-∀-)
右画像
踏み切りは現役です。とってもケナゲ。
電車が通る度に遮断機が降りてます。
交通量皆無な旧道だけども…。
1車線幅の区間が続きます。
微妙に離合箇所もありますです。
右画像
旧道はひとまず終了。
越路トンネルの岐阜側出口付近で新道に合流。
新道へ左折します。
左画像
しばし新道を走ります。加賀沢橋手前を右へ。
右画像
旧道は1車線の舗装路です。
新旧、天と地ほどの違いですねぃ。
相変わらず微妙に離合箇所があります。
落石注意の看板がひっそりと朽ちてて哀愁風味。
右画像
いきなり廃道っぽくなってゆきます。
もう車両はほとんど入って来てないカンジ。
ちゅーことは…(´-`)
路肩崩落キタ*・゜゚・*:.。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。.:*・゜゚・*!!!
車両の進入が皆無な舗装路は雑草に押し負けてます。
右画像
もうすっかり藪。
舗装路&藪が大好物のおばちゃん…(*゚∀゚)=3
廃道ながら道幅が広くなっています。
ここが現役だったころ、この幅広区間にホッとしてたはずです。おばちゃんわ。w
広くなったと思ったらいきなり藪っぷりが酷くなっています。
路面が見えないくらいにびっしり雑草。
障害物も多くなってきているその先は…
崩壊キタ━━━━ヽ(´∀`)ノ━━━━!!!!
ずっぽりと抜け落ちていますねぃ。
これ以上は無いくらいの崩落してて笑ってしまう。
'`,、('∀`) '`,、
旧道になって幾星霜。
こりゃもう復活しませんね…
無鉄砲なおばちゃんでもさすがにこの崩落現場を
よじよじしながら越えるのは無理ですわさ。
崩落区間はかなりの距離に渡っているのです。
ここは大人しく引き返しましょう。
唐堀トンネルの岐阜側出口まで移動しました。
旧道はガードレールで塞がれております。
唐堀トンネルと加賀沢トンネルは別のトンネルなのに
県境でスノーシェッドで繋がっている為、同じトンネルのように感じますねぃ。
唐堀トンネル出口から富山側へ旧道を進みます。
程なくして分岐があります。
右は観光のやな場があり、行き止まりです。
本線は左へ。
んが、左には通行止めのゲート。
本気ゲートのわりには抑制力は…(´-ω-`)
旧道とは言え、過去に国道だった幹線道路。
ガードレールにしっかりした舗装が今も健在。
オニギリさんが残っています。
カーブミラーも完璧に現存。
でもいったい年間何人の人が目にするのかなぁ〜とか思うと
悲哀を感じますねぃ。
このままひっそりと朽ちていくのですな…(´ω`)
オニギリを過ぎるとやんわり藪がワサワサしてきます。
【富山県・細入村】の案内板
そういえば細入村は現在富山市に…w
藪に被われてただでさえ狭い1車線幅が
0.5車線幅になっております。
通行止めの車止めがしっかり設置されております。
コンクリでがっちり固めてある所を見ると、旧道の復活はまず無いのでしょうねぃ。
藪に加え、落石多数。
気をつけてソロリソロリ進みます。
ちゅーか、間違いなくこの先とっても崩落でしょう。
激しい藪の先に何やら不穏なブツ…
電柱が斜めってます。
木も妙な方向からにょっきりこ。
土砂崩れですな。電柱巻き込んでの。
ここもステキに崩落ちぅ。
かなりの広範囲です。
はるか向こうにさっきまで居た、崩落箇所が見えます。
崩落箇所が大きすぎて、多過ぎて投げちゃうのも致し方ないですね。
そういえば数年前の大雨で新R360も大打撃受けましたが、
その時、旧道もこの崩落を引き起こしたのかな〜。
と、妄想するおばちゃんでした。
あの大雨でせっかく開通した新道もあちこちで通行止め。
宮川村は陸の孤島になっていましたね。
JRの線路もそりゃもうえらいこっちゃになってて、傷跡を目にする度に在りし日の旧R360に思いを馳せていたのです。
現在ではすっかり復旧して、オマケに新のR360も新トンネルが軒並み開通、かなりの利用頻度の道となりました。
災害が起こるまでは、結構なスローペースで進むR360の改修工事でしたが
あれよあれよと思っている間にすいぶんな快走路に完成。
「やればできるじゃねーか!」
と、多数の人に思われた事でしょう。
新しいR360はとっても良い道になり、宮川村はとても近い場所になりましたが
昔の「最果ての地・宮川」ってのが案外好きで、地図を見るのが大好きでした。
今は昔…と旧道を懐かしみながらR360旧道レポートを終了いたします。
気に逝きレポート【国道】
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