福光上平線 起点南砺市刀利大平 終点南砺市西赤尾 S48認定
塩硝街道の名を持つ道。数年前から開かずの県道になっています。
平成9年頃は乗用車でも通り抜けれたのですが、今は完璧に四輪を阻む体勢。
東海北陸自動車道が併走して開通した事もあり、
後は放置&廃道の一途を辿っています。
ヘタレなおばちゃんですので、こういった道は徒歩と逝きたいワケですが
距離が長いしブナオ峠ってのを越えなくちゃあかんので、体力的に無理と悟り
レイドでおっかなびっくりの突撃となったのです。
使用車TT250Rレイド 2006.6.11探索
起点旧福光町刀利よりの探索です。
県道54に入って直にある刀利隧道。
刀利隧道を抜けると刀利ダム湖畔に沿って
右画像 刀利ダム湖。風も無く穏やかな湖面。
対岸を県道10号が走っています。
10号はそこそこの交通量で時折り乗用車が見え隠れします。
「災害のため通行止め」の看板がいくつか設置されています。
冬季通行止め用の立派なゲート。
ひしゃげたガードレール&新しく設置されたコンクリ縁石
滝谷の一方通行なトンネル。
ダム湖沿いから小矢部峡に入ってもしばらくは
新緑が繁っています。これから夏に向けて更に繁る事でせう。
そんなこんなで梅雨前にはここの探索はしておきたかったのです。
梅雨明けと共に名物のオロロが大発生しちゃうって事もありますが・・・。
ここより通行止め。
通行止め区間に入るや否や1車線幅の険になってきます。
路肩破損箇所!と思ってデジカメを構えている時に対向車現る!
離合箇所は結構あります。
路肩のひび割れも随所にあります。
激しく路肩崩壊している所はガードが置いてありますが、
険道お約束の路上河川もちらほらあります。
てか、この辺りを過ぎるとそろそろ現れる・・・
2005年に敗退してしまった場所。(-∀-;)
四輪がやたらにあちこち駐車されています。
この崩れっぷり〜〜。
昨年は工事中で工事車両が停まり、
今回は梅雨入り前でオロロの姿は見かけませんでした。
ちなみにこれは2005.8月の画像です。
この時は戻りしな、来る時は居なかった重機が道の真ん中にどっこいしょしてました。
誰も居なかったのでユンボの下の隙間をすり抜けて無事に帰還したのでした。
と、昔話はこの辺にして先へ進みます。
とりあえず先人達の残した轍を目印に河原へ降りてみました。
工事用のモノと思われるキャタピラ跡に混ざって様々なタイヤ痕がありますねぃ。
乗用車(車高の高いモノじゃないと無理っぽい)、ブロックタイヤ、ノーマルのバイクの跡もあります。
次はプチ斜面登りです。ここも先人達のタイヤ痕を目印に勢い良くトリャ!
登りました。
右画像 スルーした土砂崩れ現場を振り返って撮影。
土砂にかなりの樹木が巻き込まれています。
土砂崩れ現場を過ぎると、ごく僅かの車両の通行になり、道が荒れ始めます。
道の脇の草むらに錆びてボロボロの看板が数枚。
国有保安林の看板も錆びてボロボロです。
この辺りで一台のモンキーが駐輪されていました。
こんな奥地で見掛けた意外な車両にびっくりです。
先程の土砂崩れ現場を通ってきたのね〜。(´ω`)
先を進みます。
ほんわり舗装路な道が続いています。
舗装路面に砂利が流れた箇所もあります。
少しこんもりとしたガレ山も出現します。
こんな奥地に来るとなんとなく心細くなります。
この程度の落石じゃ驚かなくなってきた頃、
( ゚Д゚)アッ!!
道を塞ぐ様に小枝がばっさり落ちています。
路面は相変わらず微妙な舗装路が続いています。
中央の画像は対岸の沢。残雪がほんのりあります。
この辺りはまったりした路面状況。
レイドから降りてちょっと一休み。
(´ー`)ー3
土砂崩れ現場〜。
倒木〜〜〜〜〜
立派な橋が見えてきました。
この橋を渡った所に一台のオフ車が停まっていました。
付きたてほやほやのブロックタイヤの痕はこのオフ車のものみたいでした。
が、この先にまだまだタイヤ痕は残っています。
同類の方が残した物でしょうか〜?
有り難く頼りにさせていただきまつ。
ブナオ峠に向けて勾配は少々きつめになってきています。
プチガレ山&大きく路肩崩れ
ただ早く峠に着きたいな〜と思っています。
てか、ここで先に勧めなくなったら凹みますよぅ。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工 今来た道戻るのぉぉぉ〜〜?て。
お忘れでは無いと思いますがここは間違いなく現役主要地方道54号。
右画像のガレ山が一番イヤだったかもしれません。
激重なおばちゃんがバイクに乗ったままここを通ると
タイヤが可哀想な事になりそう・・・。
てなワケで、ここは押し歩きしました。
汗だくでした。ゴーグルはすっかり曇りましたです。
そろそろ年を考えねばいけませんねぃ。(´・ω・)
派手にどっかりと倒木が道を塞いでいます。
てか戻る覚悟で最初のオープンしてたゲートの逃げ道を確認してきたんとちゃうん?
いや。もうすっかり戻る事は頭にありませんでした。
無事に峠にたどり着ける事を祈りながらカーブを曲がると・・・
崩れています。
これでもかこれでもか〜〜と次々に障害物。
もしゃもしゃを最後に道はえらくまったりとしてきます。
ヽ(´∀`)ノ ワーイ!
峠キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
て、ヾ(・ω・o)ォィォィ 何、この厳重バリケード
幾多の苦難を乗り越えて(いやホントに乗り越えたw)ここまで来たのにこの仕打ち・・・。
┐(´Å`)┌ ハハン・・・人生ってこんなもんよね・・・。
おんや?
てなワケで甘えました。
険区間を無事に走りきったレイドも泥んこです。
上平側から来たらしっかり「通り抜けできません」な表示。
せっかく此処まで来たので、周辺をうろうろしてみます。
ここいらは登山口、野営場になってるので週末ともなると
画像は峠にある案内板です。
ブナオ峠を後にして、上平に向けて下ります。
途中、遥か下方に桂湖が見えます。
こちら側の道も路上河川が多数存在します。
転落防止の縁石にこんもりと土が・・・。
どんどん標高を下げます。
スノーシェッドがあります。
補修しても補修しても路肩の崩れの進んでいるのが分かります。
ヘアピンカーブ。全線でここが一番勾配きつかったです。
右画像 山と山を繋ぐ立派な橋。
橋を過ぎると途端に幅広2車線。
Σ(・ω・ノ)ノ
国道156号のとのT字路標識が現れました〜。
富山県道54号もここまでです〜。ヽ(´∀`)ノ
Σヽ(゚Д゚; )ノ ガビョーン
ここまで来て最後はソレですかい!
おもいっきしゲート封鎖・・・。
ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン!!
お約束の隙間があったので無事に通過。
「ここまで」ヘキサと通行止めの電光掲示板。
無事に通り抜けれて感慨深いおばちゃんです。
険な場所も頑張って走ってくれたレイドにお疲れ様〜。
これからもどんどん廃道化が進みそうですが、
ひっそりこっそりと残ってくれてたらいいな〜って思った険道でした。