石川県道75号
押水福岡線 起点石川県羽咋郡宝達志水町 終点高岡市福岡町 S35認定
石川と富山を繋ぐ県道75号です。
富山県道75でもあるわけですが、今回は石川県の通行不能区間のみのレポートなので
石川県道75といたしました。
この険道を知ったのはそう古い話では無いのです。
10年ほど前の夏に所用で羽咋に行き、帰りは走ったことの無い道を~と思いナビ検索。
この県道75がヒットしたのです。
ふむふむ。宝達山を越えるルートなのね。景色が良さそう~(*´ー`)
てなワケでこの主要県道75を選んでみました。
山の方面へスタタボを走らせ、いよいよ山間部~っちゅーところで
『この先車両通行不能』
(*´・Д・)エェェ~?
この頃はまだ素直なおばちゃんでした。
通行不能とまで書かれては素直にビビリます。
当時ペカペカ新車だったスタタボで進む気はござんせん。
大人しく迂回の林道に向かったのです。
あの時のキオクでは県道がダートで林道が舗装路だったと思ってるのですが、
今となっては定かではございませぬ。(この辺のキオク全て曖昧)
あれから10年ほど経過した今も相変わらずの通行不能。
レイドを手に入れた今こそ長年気になってた県道を探索するのです。(`・ω・´)oグッ
使用車TT250Rレイド&徒歩 2006.6.18探索
宝達志水町よりの探索です。
以前、尻尾巻いて敵前逃亡(wした県道と林道の分岐点。
「宝達山頂へは林道をご利用ください」
(,,・ω・)″ウニウニ。いつぞやと変わりないご様子。
今回は玉砕覚悟で直進いたします。
舗装路ではありますが狭い1車線幅でやんわり上っています。
右側に沢があるのですが、塞き止めるように土砂崩れしています。
落石もちんまりあります。このくらいは険区間には当たり前ですねぃ。
微妙に離合可能箇所がありますが、入り口に「通行不能」と書かれているのでよもや走る車両は無いでしょう。
入ってくるのは林業に従事されてる方やご同類の先輩方・・・。
んがっ、おばちゃんの目の前で(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル な出来事が展開されたのです。
時は山菜シーズン。晴れの日曜日。
四輪の通行が微妙にあるのです。
トコトコ進んでいると道いっぱいに四輪(ステップワゴンですた)が停車。
も~~こんなとこに停めて~~。山菜採ってるのかな?
と、ひょいと前方に目をやると・・・
(ノ∀`)アチャー 対向の普通乗用車と睨めっこ。
少し先でコーナーがあり幅広になっていたのでそこで無事に離合。
こんなシーンを目にする度に「バイクでヨカッターヽ(´∀`)ノ」と思うチキンなおばちゃんです。
真の酷萌えで四輪攻めな方々はゾクゾクするのかなぁ。(-∀-;)
舗装を押し退けての雑草生えは険のデフォ。
通行止め区間の通行注意の案内は誰に向けてのモノなのでしょう。
林業の方々にかな?
通行止めの最終勧告の看板。
朽ち果てつつあります。
この看板を過ぎると更に険臭が漂ってきます。
全体的になのですが路上に杉の葉がやたらに蓄積されています。
流れてきたっぽい・・・。
この道は勾配の割にはストレートなカンジです。
一度雨が降ると路面は河川の如く変貌するのかな。
舗装路なのにちゃんとヌタな状態も用意されてる主要地方道75。
この部分だけ少し窪んでいたので、流れてきた杉の葉が
ヌタを形成しているように思われました。
轍は林業の作業車のモノみたいです。
ヌタ箇所を過ぎると勾配はますます激しくなって行きます。
緑が繁って鬱蒼としてきます。
この辺りは0.5車線幅ぐらいです。
木々が無ければ1車線幅。w
杉の葉っぱ・・・流れていますねぇ。
探索日は快晴で路面が乾いているのでまだマシ・・・。
でも勾配がかなりきついのでバイクにまたがったままの撮影がツライ~。
藪漕ぎ*・゜゚・*:.。..。.:*・(´∀`)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・
0.3車線程の極狭をそろりそろり進みます。
んが、相変わらずの勾配とビシバシ直撃してくる枝葉にかなり苦労。
汗だくでもがいてますた。(´Д`lll)
藪漕ぎがひと段落したかと思えば次は
砂利砂利区間現る!!
この砂利も流れた痕がありますねぃ。
リーチ一発ドラ6三倍満とでも言いましょうか~。
砂利&藪漕ぎ&急勾配の三連コンボ。
そんな区間を抜けてやっとこさレイドから降りて一休み。
(,,-ω-)
何だかザリザリ音がすると思ったら、枝がお供について来てました。
舗装路にまんべんなく散りばめられた砂利がとっても走り難い。
いっその事砂利だけの方が何ぼかマシ。
とか思っていたけど、やっぱ砂利はいけんいけん。
急勾配での流れ積もった砂利道は進めたもんじゃありません。
お尻フリフリフリ振りまくり。
足で漕ぎたくても、砂利がずるずる滑ってそれも無理。
ホント、この辺りには泣かされますたよぅ。
降りようにも勾配が激しくて、ここで降りたら再始動無理っすよ~。
てかね、ここいらはデジカメ構えるのも至難の技ですた。
・・・(゚A゚)・・・。
既に舗装路やら砂利やらわけわかんない路面状況。
溝が深く刻まれてる所を見ると砂利道っすね。
これ以上はバイクで進むのは無理ポ。
ちぅワケでこの地点でこれ以上先に進むのは断念です。
素直に撤退です。
これ以上バイクで進むには重機持ってこんとダメっすわ。
┐(´Å`)┌
何気に停めているように見えますが、あまりの勾配にレイドがずるずる後退しとります。
と言う経緯で・・・
はいっ。宝達山駐車場!
通行不能区間を通り抜けたわけじゃないです。
迂回の林道通ってここまで来ました。
通行不能区間を反対側から探索したいと思うです。
宝達山よりの探索は最初っから通せんぼの為、
最終手段の徒歩にて向かいます。
まぁねー、さっきの通行不能藪砂利深溝見ちゃってるから
当然の選択ですわな。
右画像 通せんぼのゲートも倒されてこのまま自然に還りそう。
一応きれにな舗装路。
でも両サイドは緑が繁って道を覆ってしまいそうな勢い。
宝達山への登山道となっているみたいで微妙に人間が歩いた跡はあります。
ここは間違いなく現役主要地方道。
右側の崖っぷちにはガードレール。
もう植物にわやわやに巻きつかれてて
しばらくガードレールの存在に気がつきませんでした。
舗装路を200mも下ったでしょうか。舗装路が途切れます。
ダートになった途端に藪漕ぎの始まり~。
藪漕ぎというより育った木々の枝が道路を塞いでいます。
ほふく前進で進みませう。
ほふく前進するのはほんの少しで後は普通に藪漕ぎです。
右画像は何かの避難小屋です。
現在も使われているのかは不明。
新しいカンジはしますが・・・。
ダートな区間に入ってから益々勾配が激しくなります。
県道を示す簡易なポールが藪に埋もれて傾いています。
※デジカメ傾けて撮ってるみたいですが垂直にしたつもり。
広い砂利区間もあります。
てか、これが元々の県道75の姿なのです。
もっと早くに来ていたら普通の砂利ダートだったかねぃ。
開けた場所に出ました。
県道75と登山道の分岐点です。
中央画像 直進が宝達山登山道。
右画像 右折が遊歩道の「こぶしの路」
んで、左折するのが県道75です。
なんか道が心細いのですが~
登山道より勾配きつそうですが~
入ったら最後、二度と出て来れない様なカンジですが~
気にしてはいけません。
これが県道75なのです。
勾配凄い事になってます。
いや、降りるのは楽ですよ。
あと、登る事を考えてしまい少し鬱。
周囲は深い森の様相。
昔読んだ御伽噺に出てくる、
魔女や妖怪の棲む呪いの森を想像してても
ここまでのモノは想像していませんでしたよ。
┐(´ー`)┌
深い縦溝&砂利流出止め用のコンクリ
何箇所か確認できた流出止めコンクリ箇所は段差が激しいです。
もう何処に居るんだかワケワカメっすよ。
どうにか判別できる砂利路面を頼りに
先程レイドで挫折したポイントを目指します。
かなり山を下った場所。
高度計が挫折したポイントでの標高に近づいているの指し示しています。
あと一息だ。(`0´)ノ オウ!!!
ふと横を見ると県道の簡易ポールが・・・
(ノД`)
高度計によるとここいら辺りの標高が先程のポイント。
先の方に目をやると益々藪が濃くなる様相。
もーだめ。もう進めません。
画像だと平坦な普通の藪ですが、実際は崖登り級で藪が延々と・・・。
予想ではこの先、藪を抜けた場所がさっきの挫折地点。
GPS欲しい病にかかりそうです。
で、この地点で徒歩での踏破も挫折。
根性無しヘタレ婆の限界ですた。
てなワケでここから登山。登りのみ。
地獄の行軍の始まりなワケですねぃ。
ι(´Д`υ)ハヒー
途中、登山道との分岐地点でへばって座り込むおばちゃん。
気がつけばブーツの上を小さなシャクトリ虫やらぁゃιぃ蜘蛛やらが這っています。
完全にお疲れさんなので、払うことも無く自然と一体化しとりました。
こんな徒歩でなくちゃ行けない険道を探索する度に
ドラゴンボールでブルマが持ってたホイポイカプセルが欲しくなるのでありますた。
どうにか無事に駐車場まで戻りました。
今回の通行不能区間の探索はここまでにしときます。
次はもっと植物が大人しい時に探索したいと思いました。
画像は宝達山駐車場にある周辺の道路地図です。
林道天国と思いきや、ほとんど通行止めですな。w
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