富山県道59号【五福〜数納】
富山庄川線 起点富山市五福字永代割 終点砺波市庄川町小牧 平成6年認定。
謎の多い県道。旧山田村数納〜深道〜南砺市利賀村へ抜ける箇所は謎だらけです。
県道59をσ(・ω・)?と認識したのは10年程前の事。
初めてのカーナビで色々遊んでて、利賀村に抜けるルートを検索。
県東部からのルートならば八尾経由栃折峠越えか、庄川から利賀川沿い(現国道471)に向かうルート。
マニアックな所で山田経由、牛岳トンネルを抜け利賀川沿いに下るルート。この3ルートが普通に知られている道です。
んが、ナビによると山田から抜ける第4のルートがヒット!! Σ(;´△`)エッ!? こんな所に道が??
知らない道に興味アリアリで早速ナビ通りに利賀村に向かうことに〜。
o(^ω^=)oウキウキしながら初めての道、県道59を南下。山深く道幅1車線になったころ・・・
おんやぁ〜〜?? 道なりに進むとどうしてもナビから外れるのですが〜?
道なりを無視してナビ通りに進んだとしたら、断崖絶壁に真っ逆さまなんですが〜〜??
てか、道があった痕跡すら無い崖が何故県道指定・・・σ(-_-;) ンー こりは調査せねばいけんね。
ちゅーわけで謎を抱いて10年経った今、重いオケツを上げたおばちゃんなのでした。
使用車種・スターレット、TT250Rレイド、徒歩 2005.11.26〜 複数日探索
始点、五福八区交差点。
始まりはとっても普通の県道ちっくな場所です。
このごくありふれた普通過ぎる県道がとんでもない道に繋がるって事をご存知の方はかなり少数でしょう…。
(-ω-)ゞ
羽根交差点。 右折して国道359と重複。
この日は雨降りだったのでスターレットでの探索です。
国道359との重複区間。
おにぎりとヘキサの並びが(*゚∀゚)=3 ムハー
快適な幅広2車線(登板車線付き)道路が続きます。
この先で左折。国道359とお別れです。(,,・ω・)ノ゛
単独区間入ると直ぐに右折。山田へ向かいます。
県道35との重複区間に入ります。
本線は直進。またまた単独区間になります。
湯。山田村役場付近。ここは右折します。直進は県道224。
本線はここより若干路面が荒れ、道幅も狭くなります。
鎌倉。本線は直進。
右折は県道346。牛岳スキー場に到ります。
若土ダム周辺。この辺りは快適2車線です。
若土ダムは山田川に設けられたダム。
若土橋を渡ります。
なんだかそろそろ怪しい雰囲気…。
道幅は乗用車同士の離合でも余裕。
本線はこの看板から更に直進。手前を右折すると牛岳トンネルに到り、国道471に出ます。
これより南は冬季通行止めとなります。
いよいよ県道59の険区間の始まり〜〜。ヽ(´▽`)ノ
民家がすっかり無くなっても道幅は1.5車線以上あります。今のところ・・・。
安心するのも束の間。道幅はこんなカンジに〜。離合箇所もあまりありません。
対向車が来ないのを祈るばかり。(*´Д`)
この先で崖崩れの為通り抜け出来なくなっているので、対向車は来ないハズなのですが・・・
でも来て欲しくない時には…来ちゃったのよ。対向車が・・・。おじいちゃんジムニー。ヽ(`Д´)ノ
対向車の気迫に負け、そそくさとギアをバックに入れたのは当然ヘタレである私の方。
そのまんま50メートル程後退。無事にやり過ごし、70メートル程進んだらば…
離合箇所・・・・_| ̄|● 敗北・・・。
ナビのうそっぱちはこの辺り。
10年前のナビのCDには県道59がしっかり明記されとります。
まさかそんな人はいないと思いますが、ナビ絶対服従な人だったら・・・山田川の露と消えるのでせう。
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
(注・撮影したのは引き返す時です。)
この先は工事中で通行止め。
地図上(&ナビ)ではすっかり本線から外れた箇所なのですが、地元っちの情報により
どうやら県道59に認定されていたのは、ここを右折した先の数納廃村跡を山田川に下るルートだとか。
ここに到るまでに、それらしき道は発見できなかったので、ここを本線と信じて手掛りを求め探索したいと思います。
カナーリの険っぷりが想像されるので徒歩で向かいます。小雨が降っているので合羽着用。
山田川方向に歩き始めて直ぐの所に、錆びて朽ちた看板。
判読不能。手掛り求めて先を急ぎます。
路面はダートです。写真では判り辛いと思いますが、かなりな勾配で下っているのです。
舗装路現る!!! こりはもしかしてビンゴかぁ〜?
期待に胸躍らせ喜び勇んでテクテクテクテク。
こんな道ならレイドで来たほうが楽しかったかなぁ〜(´∀`)
などとのんきな事を考えていました。
が、直にこのお気楽な考えが消し飛ぶ事になるわけですが・・・・・・。w
おおぉ?小屋らしきものが・・・。
何かの作業小屋かな?謎の小屋。
なんで謎かと言いますと・・・窓(?)にはこんなプレートが・・・
『とうさんかあさんそっとしておいてくれ。もう少しで元気になるから』
と書かれております。
いったい何なんでしょう〜〜??(-∀-;)ウ〜ンウ〜ン
謎の小屋を過ぎて直ぐ・・・・・・廃道
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
もうすっかり
藪藪藪藪藪藪藪藪ーーーーーーーっ!!!
こりゃ、レイドじゃ無理ポ。
コレに比べれば酷道418の藪漕ぎなんてまだカワイイです。
あそこはたしかに藪は繁っていたけれど、同類の方々の付けた一本道がなんとか判別できたし、
こんなに急な勾配なんてなかったよぅ。
今はとにかく徒歩。ここまで険になると一番強いのは徒歩っすねぃ。
どうにかこうにか藪を漕ぎながら進みます。
何故この道が廃道になったのか・・・答えはたぶんコレ。
思いっきり土砂崩れしてまんがな。
利用価値の見出せない道はこのまま捨て置かれ、廃道になってゆくのね〜。(´ω`)シミジミ
と、感慨に耽っている場合じゃないのだわさ。目の前の土砂崩れ・・・どうしましょう。
(-ω-)ゞ
ええ。越えましたとも。斜面にへばりつきながら。
でもね、ここ真面目に危険です。
ぬかるんだ土砂崩れをどうにか越えて、こうやってレポート出来るのは運がよかったからと思うです。
あまりの藪っぷり&土砂崩れに判らなかったけれど、ここは舗装路。
やがて舗装路かどうかも判らなくなった頃、藪がますます激しくなってきました。
藪区間は常に急勾配。九十九折れで高度をどんどん下げていきます。
てか、こりはもう登山。
何処が道で何処が斜面だか判らない藪区間が続いております。
ここはまだ路面が見えているし、サイドに木が生えているのでどうにか判ります。
この辺りで山田川の流れの音が大きく聞こえてきました。
これで山田川に掛かる橋でも見つけれれば、ここが間違いなく県道59!イエーイ(*・Д・)人(・Д・*)
と、なるわけなのですが・・・・
この先で道はすっぱり消えてしまいました。σ(´A`)σ
道が無くなる場所より山田川を見下ろす。橋はこの位置からは見当たらず。
後日、対岸の深道辺りをレイドで探索する事を心に固く誓って、本日の行軍を終了・・・
って、その前に…当然の事ながら降りたら登らなきゃいけんよね・・・。(´・ω・)ー3
帰りの急勾配登りはホント、登山。藪漕ぎ付きで・・・。
老体に鞭打って雨のそぼ降る中必死によじ登って帰り着きました。
翌日は無事帰還を喜び筋肉痛謝恩祭が老体のあちこちで開催されますた。(´Д⊂
後日、地元っちに尋ねると、山田川に架かる橋は確かに存在したそうです。
今は無くなったと聞きましたが、自分の目で確認しないと気が済まなかったり〜。
せめて橋桁の跡でも見つかれば…(,,-ω-)
県道59号【深道】へ。
気に逝きレポート【富山県内】
TOPに戻る。